見る-風光明媚な九十九里町には多くの著名人がこの地を訪れています。また伊能忠敬は九十九里町に生まれた人物です。

町の見どころ観光スポット

片貝漁港

片貝漁港

九十九里のいわし漁の本拠地!漁港の風情を楽しもう。

九十九里ふるさと
自然公園センター

九十九里ふるさと自然公園センター

九十九里浜の四季の自然と生活を紹介する展示室。

ビーチタワー

ビーチタワー

豊海海岸にそびえる九十九里町のシンボルタワー!

浜の七福神 恵比寿
八坂神社

浜の七福神 恵比寿

漁業・商売繁盛の神「恵比寿」さまが祀られています。

伊能忠敬記念公園

伊能忠敬記念公園

九十九里町に生まれた偉人、出生の地。記念公園。

宮島池親水公園

宮島池親水公園

7つのテーマゾーンで四季を楽しめる公園。

文学と史蹟の町・九十九里

風光明媚な九十九里町には、作家を魅了する何かがあるに違いありません。
日本有数の文学者たちがこの地を訪れています。

高村光太郎「千鳥と遊ぶ智恵子」詩碑

高村光太郎「千鳥と遊ぶ智恵子」

真亀川河口に近い国民宿舎サンライズ九十九里の裏手に「智恵子抄」の一節、”九十九里の初夏”を記した詩碑があります。
詩人で高村光太郎の妻、智恵子は九十九里浜松林内の「田村別荘」に昭和9年5月から昭和9年12月に病気療養していました。光太郎は病気の妻をいたわり、目の前に広がる九十九里の大海原や松林、 砂浜の道なき散歩道を散策しました。
九十九里浜には毎週末、妻を気遣いながら、いとおしく見守る光太郎の姿がありました。
渚で無心に千鳥と遊ぶ智恵子の様子を光太郎は、詩「千鳥と遊ぶ智恵子」で「人っ子ひとり居ない 九十九里の砂浜の  砂にすわって智恵子は遊ぶ・・・・・」と詠んだのです。

竹久夢二「宵待草(よいまちぐさ)」詩碑・白鳥省吾筆

竹久夢二「宵待草」

待てど暮せど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ こよひは月も出ぬそうな (夢のふるさと—-宵待草) 大正時代に美人画で一世を風靡した竹久夢二が絵入り小唄集で発表した詩「宵待草」を刻んだ碑が、片貝漁港に近い作田川河口の道路沿いにあります。昭和41年(1966)9月に建立されました。大正時代のロマンを感じられる碑です。
詩碑は風格があり、碑の表には『宵待草』の詩が、白鳥省吾の筆で刻まれ、碑の裏には、『涼しき土地』一節が刻まれています。
※宵待草とは九十九里一帯に夏の夕方に開花するオオマツヨイグサ・アレチマツヨイグサ・ツキミソウなど。一般的には「月見草」とも呼ばれる花のことです。

徳富蘆花(とくとみ ろか)「新春」文学碑

徳富蘆花

豊海海岸の波乗り道路沿いにあります。 「不如帰(ほととぎす)」などで知られている文豪、徳富蘆花の随筆の碑です。

伊能忠敬出生の地(記念公園)

伊能忠敬出生の地

伊能忠敬は九十九里町に生まれた江戸後期の著名な地理学者・測量家。
我が国最初の実測地図「大日本沿海輿地全図」を作製した人物です。
延享2年(1745)2月11日、上総国山辺郡小関村(現在の九十九里町小関)の小関家に生まれました。
現在、九十九里町小関には、昭和11年に建立された「伊能忠敬先生出生之地」という碑がありますが、この文字は文学者徳富蘆花(とくとみろか)の兄である徳富蘇峰(とくとみそほう)の揮ごうによるものです。
また伊能忠敬誕生250周年の年に、九十九里町では町制施行40周年にあたり、記念事業の一環として小関の生家跡に銅像を建立、周囲約1600平方メートルの公園として整備しました。

真忠組志士の碑

真忠組

「四民平等・貧民救済」を旗印に九十九里一帯を騒然とさせた真忠組の幕末の騒動の志士の碑。作田川河口の道路沿いにあります。
1863年(文久三年)12月12日、楠音次郎らは『真忠組』を名のり、小関新開(現・九十九里町)に本拠地を置き 攘夷をスローガンに、豪農・村役人層から金銭・米・武器を徴発するとともに、窮民に対する救貧活動をおこないました。
幕末維新の騒動の一つです。

目黒自琢墓碑(妙覚寺)

目黒自琢・妙覚寺

幕末の優れた儒学者であった目黒自琢は江戸から離れ、この地で多くの門人を教育しました。
妙覚寺は、伊能忠敬がその幼少年期を同寺住職の教育を受けて過ごしたといわれています。また徳川中期の折衷学派の太田錦城学系の西山翰海、長沼祐達、目黒自琢、藤代季園など、同寺を基盤として孔孟儒学を講じました。 また医薬を施して広くこの地方の文化に貢献し、その後も幾多の有能な人材を輩出したお寺です。

関東地方甘藷栽培発祥の地碑(青木昆陽)

青木昆陽

青木昆陽は、享保二十年(1735年)、九十九里町と花見川区幕張町で関東地方で初めてサツマイモの試作に成功し、当時貧困にあえいでいた農民を飢えから救いました。
九十九里町役場豊海出張所跡地に記念碑があります。

九十九里町の自然

九十九里浜は全国有数の砂丘海岸で、県立自然公園に指定されています。
砂丘にはハマヒルガオなど希少性の高い海浜植物の群生地が点在しています。またコアジサシ、シロチドリなどの鳥類の集団営巣地、アカミガメの上陸・産卵地としても知られています。

ハマナス

ハマナス
  • 和名:ハマナス
  • 学名:Rosa rugosa
  • 科名:バラ科

海岸の砂地に大群落をつくり、自生する姿は、野性的魅力に溢れています。
(別名:ハマナシ)

ツキミソウ

ツキミソウ
  • 和名:ツキミソウ
  • 学名:Oenothera erythrosepala
  • 科名:バラ科

町の花でもある月見草は野性的でありながらとても清楚な花です。
夏には可憐な黄色い花が咲き乱れます。

シロチドリ

シロチドリ
  • 和名:シロチドリ
  • 学名:Charadrius alexandrinus
  • 分類:チドリ目チドリ科

海辺で波と追いかけっこをする愛らしい鳥「シロチドリ」は、町の鳥です。
九十九里浜にはシロチドリなど野鳥の営巣地が多数点在しています。